会社員をしながら副業したらどんな生活になる?

副業

ここ数年、副業を認める会社がかなり増えてきました。私は副業をはじめて4年くらいになりますが、会社員をしながら副業をするのは大変なところもあり、いいところもあります。副業をはじめてから生活がどう変わったか振り返ってみました。

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①好きなことで副業してみた

副業1〜2年目、他業種(ハンドメイド作家)

最初はWebデザイナー以外でクリエイティブな活動ができたらいいなと思い、ハンドメイド作家をはじめました。自分で作品を作りminneやCremaといった販売サイトを利用する、という典型的なスタイルです。

どんな生活スタイル?

作品を作るだけでなく、SNSで発信したり、問い合わせの対応をしたり(意外とお問い合わせがある)といった細やかな仕事があります。
ざっとタスクをまとめてみました。

・材料を準備する
・作品を作る
・発送する
・問い合わせの対応
・SNSで発信する
・販売サイトやSNSに載せる写真を撮る

一日を時間割にしてみました。通勤中やランチの隙間時間にお問い合わせなどのメールチェックやSNS投稿。帰宅後は作品作りや発送準備。休日は写真撮影や材料の買い出しをしていました。毎日何かしらの副業の作業はしていることになりますね。

どのくらいの収入?

こういうプチ販売系の副業は「5万円の壁」と「10万円の壁」というのがあるようで、私はたまに5万円にいく程度で基本はだいたい月2〜3万円、一番多い時で8万円くらいの売り上げでした。軌道に乗せるまでが大変です。

良かった点

副業を興味のある他業種にしてみて良かった点は、やりがいや楽しみに重点を置きながら収入も得られることだと思います。

どうしたら魅力が伝わって売れるだろうかと、試行錯誤しながら売り上げやSNSの関心を伸ばしていくと、「自分の力でこんなこともできるんだ」という自信にもなります。

大変だった点

思いがけないところで時間を取られることが多かったなぁと思います。

特に大変だったのは「写真」です。SNSで発信するにも、販売サイトで公開していくにもとにかく写真映えが重要で、1商品に何十枚も撮ったりして「いい写真を撮る」ために費やしている時間が意外と多かったです。いつもいつもインスタ映えする写真をどうやって撮るかを考えていた気がします・・

作る時間が一番好きだったけど、それ以外の時間が多いことに悩んだりしました。

やめた理由

売れると嬉しいし、作品を作る時間も好きだったのですが、写真撮影やお問い合わせ・SNSやサイトチェックなど、本業をしながら隙間時間に断続的に仕事をしなければいけない生活がだんだん苦しくなってきました。

収入も欲しい・好きなこともしたいという状況で「自分が好きなもの=売れるもの」ではないという現実が見えてきたのもやめるきっかけのひとつでした。趣味副業だと、ここらへんを割り切ったり、楽しむ工夫があるといいですよね。売れなくていいなら趣味でいいですし。

あとはお問い合わせ対応が私にとってストレスだったことにも気がついたのもひとつです(笑)。自分好きな仕事でも、付随する苦手な仕事はあるので、割り切ったり、自分の性格に合ったやり方を見つけることも大事ですね。

②得意なことで副業してみた

副業3年目〜、同業種(Webデザイン)

現在は本業でもあるWebデザインで副業をしています。それまでは友人の繋がりなどで機会があればやる程度でしたが、クラウドソーシングを利用したりして本格的に副業としてはじめた感じです。

どんな生活スタイル?

Webデザインでの副業は常々考えていたので、知り合う人には仕事があったら紹介してもらえるように数年前から種まきをしていました。

なので運良く知り合いから紹介してもらえればその仕事に集中をして、何もない時期や手が空いた時期はクラウドソーシングで仕事を探していました。
ざっとタスクをまとめてみると

・クラウドソーシングで仕事探し、応募
・調査、調べもの(初めて取り組む内容の仕事など)
・制作をして納品
・打ち合わせ(ごくたまに)
・問い合わせの対応・保守

時間割にしてみました。本業での残業がなくなったのでプライベートの時間が増えてはいるのですが、ハンドメイドをしていた頃は独り身だったのに比べて、現在は同棲中なので一人の時間が減り、実は副業に使える時間はあまり変わっていません。

作業時間は出勤前と就寝前の1〜2時間。通勤中にクラウドソーシングで気になる仕事をチェックしたり、仕事でわからないことなどの調べ物をします。
休日は基本彼と過ごすので、カフェでそれぞれの仕事や調べ物をしたり、締め切りが近い時は1人の時間をもらうこともあります。こういうところでパートナーの理解を得るのも重要だなと思います。

どのくらいの収入?

仕事がいただけたらラッキー、というスタンスでやっているので数千円〜十数万円/月とムラがあります。

ただ、ハンドメイドの頃よりも単価が高く、経費もかかりにくいのでトータルでの収入は倍以上になりました。定期的にお仕事をいただけるような人と出会えると収入が安定してきます。

知り合いに「機会があれば仕事紹介してね」と種まきをしておくのもいいですし、クラウドソーシングではコンペで落ちたとしても「また別の案件で直接仕事を頼みたい」と言っていただけることがあります。チャンスを逃さないようにしたいですね。

良かった点

本業と同じなのでスムーズに取り組めました。自分の得意なことや苦手なこと、壁にぶつかった時の対処方法もなんとなくわかっているので副業で思い悩むようなことはあまりありませんでした。
「このタスクはこのくらいでできそうだなー」と、作業時間の見込みがつきやすいので、隙間時間をつい使ってしまうということなく時間を使えるのでムダがないです。メリハリがあるとストレスが少ない!

他には本業だけだとスキルやデザインのジャンルに偏りがでるので、新しいデザインや技術を覚える機会ができるのは今後のためにもなっています。

大変だった点

仕事の選び方はけっこう悩みます。副業はどうしてもプライベートの時間を割かなくてはいけないので、サイト制作のような大きい仕事をいただいた時は時間が足りなくて苦労しました。その分収入もあるのですが、プライベートの時間が減るのも悲しいので、バランスが難しいです。

副業だと手を出しづらい仕事もありました。レスポンスの早い人や日中に連絡がつく人、短納期可能な人を希望するクライアントも多いので、そこで仕事がもらいづらいのも大変ですね。

会社員で副業するメリットとデメリット

メリット

収入を気にせずやりたいことができる

本業で安定した収入があるので、収入よりも「スキルアップ」や「ライフワーク」を重視した仕事にチャレンジできます。副業をいつか本業にしたい、という場合でも収入面のリスクが少ないところから始められそうです。

その際は「なぜ」副業をするのか?というところを明確に持つのも重要です。スキルアップが目的だったのに収入が目的になってしまいやる気が削がれてきた・・ということも何度かありました。

時間=給料に縛られない

決められた時間の勤務や時間給でなく、成果=報酬に繋がるので好きなタイミング・労働時間で収入につなげることができます。短時間で大きな収入になることもあれば、つまづいて労働時間に見合わないことも・・汗

デメリット

時間が足りないことも

本業でかなりの時間を割かれているため、副業に費やす時間が限られてくるのがデメリットです(時間に融通のきく本業ならいいですが)。気がついたらプライベートの時間がほとんどなかったということもあるので、時間のコントロールが大事になってきます。

困ったときに自力で解決しなければいけない

副業の種類にもよると思いますが、会社のように仲間がそばにいるとは限らないので、体調がすぐれない時や困ったことがあったときも自分でなんとかしなければなりません。
困ったときに力になってくれる人やサービスを見つけておくのも手ですね。

これからはどうする?

私の場合は、収入とスキルアップが両立できるWebデザインの副業は続けられたらと思います。今後もしライフスタイルの変化があったときに、フリーランスという選択肢が選べる程度には自信や人脈を得たいなと思っています。

Webデザインの副業はライ[ス]ワークに近い部分もあるので、それと別に、ライ[フ]ワークが見つかると良いなと思っています。趣味の延長としての「好きなこと」での副業、または生きる楽しみになるような趣味をつくっていきたいですね。

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