築古賃貸のメリット・デメリットと築50年物件に住んだ体験談

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私は、築年数50年ほど、いわゆる「築浅」の反対の「築古」賃貸に住んでいました。日本は築浅賃貸のほうが好まれますが、実際に築古賃貸に住んでみたメリット・デメリットをご紹介します。

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築古賃貸のメリット

家賃が安い

やはり築古賃貸の一番のメリットは家賃が相場よりも安いことです。

私が住んでいた都内のあるエリアでは、1LDKの相場は11〜12万円ですが、築古賃貸では8.5万円で借りることができました。20〜30%ほど安く住めるのはお得ですね。

さらにオーナーさんがあまりお金に頓着がない(?)方で、家賃の値下げや更新費の値下げにも応じてくれました。築浅よりも築古のほうが家賃交渉がしやすい印象です。

物件数が多い

渋谷で1Kで建築10年以内の築浅物件を検索すると5,516件なのに対し、10年以上の物件は11,970件と倍でした。新築・築浅物件は争奪戦になりやすいですが、範囲を広げることで選択肢が広がります。

築古=ボロボロとは限らない

築年数が古いと、内装・外装・設備ともにボロボロなのではと思ってしまいますよね。
でも実際は(運もあると思いますが)リノベやリフォーム直後、設備入れ替えの直後で意外ときれいな場合もあります。

しかも、そういった情報はリノベ・リフォーム直後は不動産広告に載るかもしれませんが、一度入居があったりすると10年以内のリノベ・リフォームでも案外書かれていない場合も多いです。一度問い合わせたり、内見したりしてチェックしてみるのも手です。

収納や部屋が広いことがある

築古賃貸は和室があることが多いので、大きな押し入れがあったりと収納スペースが豊富なことがあります。私の住んでいた家の場合は1階だったので階段下収納や床下収納もあり収納面ではかなりよかったです。

また、畳にはいろいろな大きさがあるのですが、現在広く使われている畳よりも大きな畳を使っている場合もあるので同じ6畳でも広い場合があります。

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築古賃貸のデメリット

内装・設備が古い

メリットと反対のことになりますが、タイミング的にリフォームや設備入れ替えをしていないこともあるので外装・内装が築年数相応、設備も型が古いものであることも多いです。

内装・外装については、SNSを見るとそういった古さを「味がある」ととらえて素敵なインテリアにしている人もいるので、DIYが好きな方はあえてDIYがOKの物件を探すのもありですね。

逆に設備のほうが古いと、故障が起きて不便をしたり臭いが気になることもあるのでしっかり確認しましょう。私は一回トイレが故障して修理屋さんを呼びました。すぐ直るものでも、管理会社や修理屋に連絡したり、故障で使いづらい日があるのは不便なのでないに越したことはないと思います。

虫が出やすい

築古物件だと、建物が劣化して隙間などができ、虫が入りやすくなります。

私の住んでいた家の場合は周りに緑が豊富だったので、暖かい時期はいろいろな虫が飛んでいましたが、しっかりと網戸をし、室外機など虫が入りやすい場所に対策をしていれば日常的に虫が入ることはありませんでした。(Gも小さいのを1年に1度見る程度)

ただ、湿気が溜まりやすい場所があったようで、年に一度クロアリが大量発生しました。築浅物件ではあまりないことだと思うので困り物でしたね。

耐震性が心配

古い物件だと耐震性が心配ですよね。
最低限の耐震性を担保しておきたいのなら、「1981年6月」以降に建てられた物件を。木造物件の「2000年6月」を目安に探すとよいようです。地盤なども関係してくるのでハザードマップと合わせて確認しましょう。

1981年6月以前に建てられた物件でも、耐震補強工事をしているものもあるので事前に調べておくことも大事です。

また木造物件の場合はシロアリも心配です。前述のクロアリが出たとき、家の基礎を調べてもらったらシロアリにも被害にあっていたとわかったことがあります。(駆除してもらいましたが大きな地震が来ないことを祈ってました)

音が響きやすい

築古物件だと、建物が劣化している場合があるので近所どうしの生活音が響きやすい場合があります。
私も築古&木造のため雨音や2階の住人の生活音(くしゃみまで)聞こえていました。

音に敏感な方は気をつけたほうがいいかもしれません。

築古賃貸を選ぶポイント

メンテナンス済みや、リノベやリフォームされている物件を選ぶ

リノベブームもあって、最近は綺麗にされている物件もあります(もちろん人気ですが・・・!)。
そういった物件を選ぶことで築古賃貸のメンテナンスの大変さや不便さ、設備の使いにくさを軽減できます。

またリノベやリフォームまで行かなくとも、設備の不具合を点検している、傷や汚れをそのままにしていないなどメンテナンスがしっかりされている物件だと安心です。

耐震工事がされている

前述のとおり「1981年6月」以降に建てられた物件(木造の場合は「2000年6月」以降)か、それ以前に建てられた物件でも耐震補強工事をしているものを選びましょう。
日本は地震大国なので、しっかり対策を。

自分に合った家を選ぼう

私は築古物件に住むまでは、築古賃貸のイメージが「虫が出る、部屋は汚い、地震に弱い」でまったく住む気がなかったのですが、実際に見てみるとリフォームされていたおかげもあって案外きれいで、虫もほとんど出ない、地震対策もしている(シロアリには食べられてたけど)という思ったよりも快適に暮らすことができました。

探すと意外と「自分に合う!」と思える物件があるので、ぜひ視野を広く探してみてください!

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