初心者・プロどちらにもおすすめのデザイン書籍6選

WEBデザイン

今ではインターネットにもたくさんの良質な情報がありますが、体系的に学ぶならやっぱり書籍がわかりやすいですよね。デザイナー歴10年になる私が今でも手放さずに持っているおすすめ書籍をまとめてみました。

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デザインの超基礎なら

デザインの基本の「き」として参考になりそうな『考え方』『レイアウト』『フォント』『作法』の書籍をピックアップしました。

なるほどデザイン

一冊だけ紹介するなら、と言われたらやはりこれですね。デザイナーどうしでもめずらしく話題に出るくらいの書籍でした。

この書籍はきれいなデザインを作る以前の、「誰に届けるか」というところから丁寧に解説しています。
よくあるデザイン書籍だと、例えば「ナチュラル女子向け飲料を依頼された時のデザイン」としてあらかじめデザインされたものが出てきますが、この書籍では「ナチュラル女子向け飲料を依頼されたとして、どうやってテイストやフォントを決めていくか、ブラッシュアップしていくか」というところを段階を踏んで説明してくれます。『デザインの個性の作り方』を教えてくれる感じです。

もちろん色やフォントの特性などデザインの基礎的なこともしっかり網羅されています。デザインの細部までこだわるテクニックも役に立つものばかりで、隅から隅まで勉強になります。

ノンデザイナーズ・デザインブック

こちらはレイアウトの基礎について詳しく解説している書籍です。レイアウトにはルールがあるので、しっかり勉強した方が迷いなくデザインできますし、先輩から「なぜこうしたのか」と聞かれても答えやすいですよね。

初版が1998年とかなり古く、サンプルのデザインもレトロで、海外風です。その分、デザインにまどわされずレイアウトの本質について学べるのではないかなと思います。(4版には日本向けのデザイン解説の章もあります。)

駆け出しの頃はあまり理解できないところもありましたが、年々理解できるところも増えて、定期的に初心に帰るために見返しています。

きれいな欧文書体とデザイン

フォントについてハマっていた頃に購入した書籍。この書籍自体がきれいなので持っていて気持ちがいいです。

デザインをレベルアップしたいのなら、フォントの知識はつけておいたほうがいいと思っています。見た目の印象でフォントを選ぶよりも、フォントの形状で「レトロ/現代的」「上品/ポップ」などが見分けられるととても楽です。

この書籍ではフォントの歴史、王道の美しいと言われるフォントについて紹介しています。(〇〇年代のデザイン、と指示されることもあるので歴史を知っていると便利なこともあります)
この書籍プラス、ネットで人気の現代的なフリーフォントを押さえておくと困らない気がします。

デザイン、現場の作法。デザイン力を鍛える仕事術

デザイン本でもあるのですが、それよりも「現場で役立つ知識・作法」のほうが役に立ちました。データの扱い方やデザインの説明の仕方などまさに「現場に入った時に『これどうするんだ?』と感じる細かいハテナ」についてまとまっています。カラープロファイルのこととか、働きはじめた時はまったく気にしたことがなかったので、そういう「気にするべきこと」がわかるとあとで困らないですよね。

webデザイナーあるあるですが、印刷物の仕事を頼まれたことがあり、周りに聞ける人がいなかったので印刷関連のデータの扱い方の知識も役に立ちました。ただ、2009年の書籍なのでちょいちょい情報が古いところもあります。もし興味があれば中古で読むのがオススメ。最新版が出るといいんだけどなぁ。

いまどきのデザインを学ぶなら

「いまどきの」デザインテクニックやレイアウトのセオリーがまとまっている本も定期的に見て吸収したいですよね。トレンド系はネットの情報収集もおすすめですが、書籍はサンプルがたくさん載っているので良書は購入してもいいかも。

けっきょく、よはく。

この書籍もデザイナーどうしでめずらしく話題に出ました。ここ数年は余白をゆったりとるデザインがトレンドですが、「余白をしっかりとる」ってけっこう難しいんですよね。デザインに不安があると余白を埋めがちになってしまうし、余白をとるにはバランス感覚も大事になってきます。

本書は「新人デザイナー」と「先輩デザイナー」の作例を見ながら、「こういうことやってたなーあちゃー」と自分を振り返れるし、ひとつのテーマに対して作例がたくさん出てくるので「こういうデザインの仕方もあるんだな」とサンプル集として使うこともできます。初心者もプロもどちらにもおすすめです。

あたらしい、あしらい。

「けっきょく、よはく。」作者のシリーズ本です。装飾デザインにもトレンドがあり、一歩間違えるとなんか古臭いデザインになってしまいがち。「けっきょく、よはく。」と同様、新人デザイナーと先輩デザイナーの作例を見ながらトレンドのあしらいデザインをたくさん学ぶことができます。サンプル集としてもおすすめ。

私はデザインがシンプルすぎると言われることが多いので、あしらいの引き出しを増やそうと思って購入しました。この作者のシリーズは他に「ほんとに、フォント。」があります。こちらも良書ですよ。

まとめ

デザイナー歴10年になる私が今でも手放さずに持っているおすすめ書籍をまとめてみました。また良書を見かけたら更新します。

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