価値観が変わるかもしれない、私の人生で読んでよかったおすすめ小説3選

読書記録

好きな本・漫画や映画を聞くと、なんだかその人の心の深いところを知ったような気持ちになりますよね。今までの生きてきて、平均したら年間10冊読むかどうかというレベルの遅さなんですが、読書は大好きです。

同じ小説を読み返すことはあまりしないタイプなんですが、読み返すレベルで好きなものをまとめてみました。

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秘密(東野圭吾)

これはもう本当に嗚咽するんじゃないかというくらい泣きました。

家族、とくに夫婦がテーマで、事故で生き残った娘の体に妻の魂が入ってしまうというよくある設定なんですが、コミカルにせず真剣に向き合っているというのがこの作品の特殊なところです。

心は夫婦なんだけど外見はまだ学生の娘。元に戻れるかもわからないが、夫婦として生きていくのも現実的に考えるとおかしい・・・夫婦の下した決断と、その後の結末が悲しくも暖かくて、家族について、愛について考えてしまう小説です。

愛っていろいろな形があるなって、歳を重ねるほど理解してきます。

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ソフィーの世界(ヨースタイン・ゴルデル)

20年くらい前?に「14歳からの哲学書」というキャッチコピーで流行ったファンタジー小説です。主人公の少女が謎の哲学者から哲学指南を受け、自分のいる世界に興味を持ち始めるというお話。14歳からと言いつつけっこう中身むずかしい気がする(笑)。

そのくらいの年齢に読んで、自分がいる世界が当たり前じゃない、いろんなことを不思議に思って想像をめぐらすことが楽しいと知ることができた小説です。

歴史の哲学者たちが、いますでに科学的に解明されていることついて予想する内容もおもしろいし、解明されていない概念的なことを考えるのもおもしろいです。高校生になったら倫理の授業を受けたいなと思ったきっかけ(結局受けられなかったけど)。

蒼穹の昴(浅田次郎)

浅田次郎さんにハマるきっかけになった小説。文庫本4冊とけっこう長く、シリーズも入れると15冊くらいあるのかな?

西太后がいた時代に生きる貧しい少年・春児(チュンル)が一攫千金を目指し後宮へ仕え、大人に成長していくお話です。春児の成長するきっかけはたくさんあるのですが、苦労しても心を清らかにしている姿は胸を打たれます。今とは違った厳しさのある時代だからこそなのかもしれません。

彼の周りの人々のストーリーも濃厚に描かれていて、どの登場人物にも思い入れしてしまうのもこの作品の魅力。関連シリーズをつい買って読んでしまうのもわかります。

清朝末期の政治の動きにもハラハラして、歴史好きな人にはたまらないかも。

まとめ

私の人生観に影響を与えた、なんども読みたい小説をまとめました。また出会ったら追加するかも。

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